愛情だけで作る!初めてのガレージキット作成

 

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この記事は

タイパー Advent Calendar 2020 の11日目の記事になります。 

前日の記事は白狐(びゃっこ)さんの多様な観点で見るタイピング上達論 になります。

 

 

 

はじめに(お詫び)

こんにちはポギーです。

今回の記事は、4日にアドカレ参加させていただいた際に

せっかくはてなブログ登録したし、もったいないからもう一つくらい何か書こうかな

”あ、今やってるこれでいいじゃん。”

 という経緯で発表することにしましたので

写真がほとんどなく、一部イメージ画像で代用しております。

特に失敗したところなどはあまりにもテンパってしまい写真どころではありませんでした。

もしガレージキットを作ったことがないけど興味のある方、経験者の方など

知識0、図工3、の初心者が勢いだけで作ったらどうなるのか

苦笑いしてみていただけたら幸いです。

 

作ることとなった経緯

私は成人男子だが某女児向けお馬さんアニメにハマっている。

けっして マキバオーではない(マンガは大好きで全巻持っていますが…)

が!しかし、去年10月に関東圏内にありながら未開帝国と呼ばれる某県の

更に辺境の地(下図参照)に異動となったこともありとにかくグッズが手に入らないのだ!

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引っ越しの際、アパートまでの山道は劉備の入蜀を彷彿とさせる絶景であった(写真はイメージです)

そのため、少し前から都内在住のRさん(仮名)にグッズの購入代理を依頼しており

私の一番大好きなキャラクターのガレージキットを見つけて送ってくれたのであった。

 ありがとうRさん!(←仮名)

フライング製作開始

まず届いたものを確認

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パーツと説明書。うん、英語は読めないけど、なんかシンプルで初挑戦にちょうど良さげ

非常に簡単そうだ。

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完成イメージ写真!かわいい

 

とりあえず、なんでもすぐやりたい性格なので、勢いで作り始めた。

家にあるのは昔一度だけ作ったプラモに使ったニッパーとデザインナイフだけ。

出来るところまでやってみる。

 

ニッパーで切り取り、デザインナイフで削り出し

結構バリが凄い*1

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慎重に切っては、ナイフで削りを繰り返し、結構行けるんじゃないの!?とワクワクしながらも

この時点で僅かな不安を感じていた…。

(コレって説明書みたいな穴とか突起とかほとんどないけど、どうやってくっつけるの?)

道具を揃える

 不安は的中した。

調べたらプラモと違って、ガレージキットは自分で軸打ち*2というのをしなければならないらしい。

さらにヤスリを使わずに2時間もデザインナイフで表面を削っていたところ

ちょっと欠けてしまったこともあり、一応ちゃんと調べて道具を揃えようということになった。

 

必要なもの(★家にあったもの)

  • ニッパー、デザインナイフ(★)
  • 接着剤(★)
  • 補修用パテ
  • 紙ヤスリ(320~1000)
  • ピンバイス(穴をあける道具)
  • 軸になる銅線
  • 塗料(ラッカースプレー、アクリルガッシュ、仕上げ塗料、プラサフ)
  • マスキングテープ
  • 塗装のときになんか持つやつと、乾燥させるときに立てるやつ

調べた時点で(うわっ!結構めんどく…

と思ったのだが、もう作り出したからには愛情を持って完成させなければいけない。

かなりハードルが高く感じたのだが、塗料以外は全部100均で揃った。本当に嬉しい。

 

 

ヤスリがけから軸打ちまで

ヤスリがけ、煮る

早速ヤスリが届いたので、細かいバリを落としていく。

 

作業手順を適当にググったところ

ヤスリがけの後に30分ほど煮る…とのこと…

どうやらガレージキットは煮て、

表面の剥離剤を取らないと塗装ができないらしい。

また、煮る作業に調理用の鍋を使うと体に悪いとのことだったので

ペットボトルとレンジを使用することにした。

 

実はこの過程の画像は一枚もないのだが、

家族が寝静まった深夜に一人ペットボトルに熱湯とバラバラのパーツを入れて

定期的にレンチンする怪しい様は「ねるねるね~るねの魔女」のようだった。

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(作業イメージ)

熱湯で柔らかくなっているうちにパーツ同士がしっかりとハマるように修正。

f:id:pogi-blog:20201210143400j:plainツヤツヤになってかわいい。コレは思ったより簡単に完成しそうだ

補修と軸打ち

大きな隙間はパテで補修していく、小さな気泡は接着剤で埋める。

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※写真は軸打ち後

自分でピンバイスで穴を開けて、銅線をはめる

ここが一番緊張した…

 

こうして

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こう!

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この時点で作業時間がトータル10時間を超えた・・・。

 

 

いよいよ塗装!

楽しい下地塗装&ラッカー塗装

後は色を塗るだけ、基本はサフプラという下地を塗り、ラッカースプレーで塗装。

アクリルでも塗装できるとあったので、髪の毛、しっぽ、目はあえて手塗りに挑戦する。

 コレが最大のミスだった。

 

全パーツに下地を塗って、ホワイトで塗装

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マスキングをして紫に塗装、そしてはがす!

 

 

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 うまくいったぁ!!最高にハイってやつだ!!

正直初めてのスプレーにしてはうまく行ったと思う。

 

サインペンでまつげを書くと…

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おそろしい子!

 

月影先生のようになったと思ったが、先生はあんまり白目にならないのね。

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(姫川さん)

多少絵心の無さが露呈したものの思ったよりうまく行った、マスキングも思ったよりうまくいき

強いて苦労した所と言えば、白スプレー残量がギリギリだった事。ちょうど使い切った。

調子が良すぎて面白くないほどだ、そう思っていた時期が私にもありました。

 

恐怖のアクリル塗装

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いよいよ月影先生を、かわいいポニーにする時が来た!

ということでワクワクしながら手塗りを開始した…

 

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おわかりいただけただろうか…

このときちょうど妻が来て

「なんか一気に小学校の工作感が出てきたね」

と、優しい言葉をかけてくれた。ぐすん。

 

いやまて!筆で塗るのめっちゃムズかしい!

試行錯誤した結果、はみ出たら、乾かして微修正、またはみ出たら乾かして…の

三途の石積みにも似た、思考停止の無間地獄作戦で行くこととした。

しかしこの作戦には一つ問題がある。すべてアクリル塗料で塗る髪としっぽはともかく

目は修正が効かない

先述したとおり、白目のホワイトはもうないのである。

しかし、このまま一発手塗りでやったら確実に失敗する…

そうだ!マスキングしてやれば良いんだ!

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マスキングをしたところ謎のマスクマンのようになった。

 

ま、まあいい…ぺりっと剥がしたらかわいい顔が…

マスキング失敗ッ!なんと左目が全部黒目になってしまった!!

そしてあまりにうろたえてしまい、一番美味しい写真を取りそこねるという痛恨のミス

ポニーはだるまさんのようになってしまった。

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僕の作ったポニー

 完成予想図とぜんぜん違う…

いや、月影『先生』が、達磨『大師』になったんだから、昇格なのか!?

と、本気で現実逃避をしていたが、やっぱり、だるまは嫌だ…

信じられない!!しかしもう後の祭りである。

(どうでもいいけど、このときカイジの「ところがどっこい夢じゃありません!」を思い出した)

 

こうなったら最後の手段!

愛情を一旦かなぐり捨てて黒目を全部削禁則事項です

…創作に犠牲はつきものである

 

ようやく完成!

なんやかんやあって黒目を書き直したら

最後にコーティングスプレーを掛け完成!

本当はアクリル塗装の後にラッカーでコーティングしてはいけないらしいけど

もう買っちゃったし、もったいないからそのまま使う。

途中で砂嵐に襲われ、部分的にヤスリがけからやり直しになったのだが

やっぱり半泣きになるほどテンパっていたので写真はない。

 

だいぶ長くなってしまったので、後は完成写真を載せて終わりにしたいと思う。

総制作時間20時間弱(さらに記事制作でまさかの4時間追加…)

普通の人なら半分くらいの時間で出来るかと思う。

見た感想は人それぞれだろうけど、私は愛情と苦労に見合った、とても愛嬌のある仕上がりに出来たと信じている。

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最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。

次回の記事は

かり~さんの

タイパーインタビュー05:しろさん になります!

 

 

 

 

 

*1:
”国民的文学の最高峰”吉川英治先生の三国志は愛読書のため常に手元にあり、今回ところどころ写り込んでしまっていますが、決して下敷きに使ったりしているものではありません、ごめんなさい

*2:プラモのような突起と受けの穴を自分で作る