キーが騒がしいな・・・
初めてのタイピングクリニック
この夏、僕は生まれて初めてタイピングクリニックへ行った。
最近の僕には、あるのっぴきならない悩みがあったのだ。
クーラーの効かぬ待合室での長い待ち時間を終え、ようやく問診が始まった。
「先生、どうにも最近指が疲れやすくてタイピングの練習が長続きしないんです。友達に比べても・・・僕はせいぜい1日20分くらいしか打てないのです。」
先生が席に着くや否や僕は現在の窮状を訴えた。
先生は僕の愛好しているタイピングソフト、練習方法や環境などについていくつか質問し
実際の打鍵を見た後、おもむろにこういった。
「ふむ・・・打鍵をしたままヘッドフォンをはずしてみてくれないか?」
「・・・ほら、君の指とキーボードが泣いている」
ーそう、僕はあまりにがっちゃがっちゃ打っていたのである
「これじゃあ、指がZO☆N☆BIになっちゃうわけですわハハハ・・・」
ところで打鍵しながらどうやってヘッドフォンをはずしたのかは謎である。
脱力とはなにか
「もっと力を抜いて打てばいいってことですか??」
「力を抜くという言い方はおおざっぱすぎる、つまりレベルに合わせて段階的に脱力の練習を・・・」
「なるほど!LV5.4.3.・・・と力のスケールを落として最終的にキーの反応するギリギリの力で押すことですか?」
「違う、と思う、そういう方向で極めている人がいないとも言えないのがこの世界の怖いところだ。」
「まあ私が言いたいのは自分の力み(りきみ)を細かく分析して無駄な力みをなくす、ということなのじゃ」
じゃあ力みって??
先生は「タイピングの力み力学2002」という薄い本を取り出し、ぱらぱらとめくった後一つのページを見せてくれた。
心的要因による力み
力の拮抗している相手との対戦やノーミス、新記録挑戦などによる緊張、打ちづらいワードが出たり、ミスが続けて出てしまった時などに無駄な力が入ってしまっている。
ひどいと指が硬直してしまい、力は入っているのにキーが押せないという現象が起きてしまう。
打鍵時の力み
1,キーを押す指の力み
思い切り底打ちしている場合など(ンッターン!)
2,キーを押さない指の力み
特に撫で打ちの時など
最小限の動きにとどめようとする際は打たない指が必要以上に力んでしまう場合がある(※個感)
なるほど…わかったようなわからないような・・・
「しかし、これが分かったところでどうすればいいんですか?例えば心的要因については・・・」
「それならこの文章を200回繰り返し読んでごらんなさい」
先生は部屋に飾られた小さな額を指さした。そこには筆ペンで子どもが書いたような字で、こう書いてあった
【数字にとらわれないで、でも参考にして。(タイピングの神様美空ひばり)】
「・・・・???」
「つまり、いい結果にせよ悪い結果にせよ、結果だけにとらわれず、なぜその結果になったのか考えることが大事ということなんだな」
「考えるということ自体が成長につながるカギであり」
「僕、多分このタイピングの神様よりは早く打てると思います」
「ふむ、大した自信だ、しかし力んでしまっているようではまだまだ美空ひばりを抜くことはできん。」
「というと?」
「タイピングの神様を超えるには力みを抜く・・・カみをぬく・・・かみを…抜く「髪ぶち抜くぞ、ハゲ」
「ふむ、エリシャがきいたら激怒しそうな発言だ」
・・・・ここで文章は途切れてしまっている。あとは自分の目で確かめてくれ!!
終わりに
くぅ~疲れました!
水平方向の改善であるいわゆる最適化に対して垂直方向の最適化ともいえる撫で打ちの研究中に発狂して殴り書きましたが、力尽きました。
最適化自体、個人ごとに答えが違うのですが、私は実際にキーに対して指を持ち上げすぎ、たたきつけてしまう癖があるので最近は撫で打ちを意識して練習しているところであります。
しかし撫で打ちに慣れてないとはいえ、以前と比べてめちゃめちゃ指が疲れてしまい、結果脱力って何ぞやという迷宮<ラベランス>にトラワレテしまったのである。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
Let's108万打鍵チャレンジ!
この記事はタイパーアドカレの記事、ではありません。。m(_ _)m
まえがき
こんにちは!大掃除諦めたpogiです。
タイパーの皆さんは、年末をいかがお過ごしでしょうか!?
突然ですが、いよいよ今年も年末恒例(!?)108万打鍵チャレンジ!のイベントが近づいて参りました!!*1
参加すれば煩悩もキーキャップもぶっ飛ばし、無病息災来年の開運間違いなし!!…は保証できませんが
いつもの練習にタイプ数カウンターの画像と当日総打鍵数Twitterで「#108万打鍵」とつけて呟くだけで*2参加できちゃって、運が良ければお年玉までもらえちゃうという得しかない、タイパー御用達のラッキーイベント!
これは参加するしかない!(迫真)
そもそも108万打鍵チャレンジ!とは!?
みんなで交流する事を目的とした年末のイベントです。
Twitterの呟きで参加者全員のタイプ数をあわせて108万打鍵オーバーを目指しつつ、Discordでも交流したりゲームしたり対戦したりもしてます。
楽しみ方いろいろ
上記の内容以外にもこれまで
ある人は動画を配信したり、自分の目標(憲法ノーミスチャレンジや◯◯打鍵超える!等)達成をストイックに目指したり、ライバルを見つけて打鍵数を競ったり…等色々な関わりかたでみんなで盛り上げてくれました。
一人ストイックに打鍵し続けるもよし!Discord覗いて対戦したりゲームで息抜きするもよし!普段の練習ついでにツイートするのもよし!
例え直接交流をしなくても、たくさんの人がそれぞれの関わり方で一つのイベントを形作ってると思うと寒い年末でも、ほんのりハッピーになれませんか??
興味があれば是非ぜひご参加下さい!
どなたも参加大歓迎です!
Discord
タイピングパーティー!参加リンク
以下おまけ:108万打鍵の始まり
始まりは2020年12月21日
一つのツイートだった
姑息にも周囲の反応をうかがっている様子
この流れの元は、当時issei道場*3メンバーで後のイベント運営メンバーとなるRさんに、108の煩悩にかけて108万打鍵を12月30日~年越し1月3日までにソロで打ちきってみない??
と冗談半分で持ちかけたのが始まりでした。
勿論にべもなく…ではないもののアッサリ断られてしまいましたが、そこから妄想が膨らみ
みんなでやればもしかして1日で108万打鍵ギリいけるんじゃ!?*4と思いTwitterで呟いてみたところ、以外にも反応がよく*5、思いきって開催しようと決定した次第でありました。
頼もしすぎる運営メンバー
ツイート時点で開催予定日まで10日しかなく、初めは気軽にTwitterを使ってハッシュタグつけてもらってカウントするだけ、みたいなイベントを考えていました。
ところが翌日になると、つい先日アドカレインタビューでお世話になったばかりの
かり~さんからDMが来おり
「面白そう(←ココ大事)なイベントですね、せっかくならDiscordサーバーを立ててみんなで楽しめる場を作ったらどうでしょう!?」(意訳)といった旨のメッセージが来ていた。
Discordのデの字も知らない自分だったが、なんとサーバー立ち上げやら、イベント企画の声かけやら、みんなやってくれる!という破格すぎる申し出だった。
元々、タイピングサミット運営のたのんさんがコロナの影響でタイピングサミットが開けなかったため
それならば、とDiscordを使って集まれるイベントを開きたいと
かり~さんに構想を話をしていたそうで
(タイパ―インタビューより一部抜粋)
>>主催側としては、今後もWoTやアドカレに限らず、タイピング界隈が盛り上がりそうなことをやっていければと思っています(例えば、Discord上でのオンラインタイサミみたいなのを計画しています)。
たのんさんとも合流、その二つのアイデアをかり~さんが、がっちゃんこして完成したのでした。
最後に
いつもたくさんの方のご参加ありがとうございます、今年もみんなで一年のタイピングを振り返ったりしつつイベントを通して楽しんでいただけたら最高です!
タイプ数カウンターのリンク
Twitterを使いこなせず、突っ込まれるpogi
成長できなかった1年で気づけたこと
こんにちは、pogiです。
※本記事は
タイパー Advent Calendar 2022 - Adventarの16日目の記事となります。
自分なりに最近気づいたことを記事にしようと思いました。
最近気づいたことが色々ありすぎてまだ自分の中でまとまっていないのですが
これ以上アドカレ記事遅延してしまうのもやばいので
ざっくりとした書きたかったことを雑にぶん殴り書きしておきます
基本WTを前提とした話です。
※ほぼ箇条書きなので読みづらいです!すみません
まえおき
いきなり矛盾するようだけれど、この1年間で自分なりに成長は感じていた。
しかしまったく結果が出なかった(初見ワードなどは前より改善、でもいくら粘っても新記録が出ない)でも最近、なぜ結果が出ないのか、に気づいてようやく変化が訪れた。そのきっかけと気づいたことを書きます。
何かを分析したり、すごい発見したとかじゃなくて単にやっと気づけたことを書くので、自分以外役に立つかは不明です。
きっかけ・変化
アンジェラさんのアドバイスとTiNに出会えて、少しづつだけどようやく成長の道が開けた(個人の感想)
アドバイスを聞いてから漠然とした、もっと実力をつけたいという考えから、そもそも今ある力が発揮できていない原因を考えようという考えを持つことができた。
練習に対して、何が原因か?を考える様になった事で、連鎖的に以前教えてもらったいろんな人からのアドバイス等も、ようやく意味が理解できて来た(理解から、実践できるように練習をすることが可能になった)
きっかけとなったアドバイスは(原文とは違うかもしれないけど)
- いつものペースで本当に一回も詰まらなければそれで新記録。
- ガチャガチャ早そうに打ってて実質遅いっていやじゃないか?
- 遅い時に丁寧に打てなければ、速くなった時に丁寧に打てるわけがない。
気づいたこと
TiNはすごい便利
- 指が疲れていても打てて有効な練習できる。
- ガチャ打ちできないから無駄な指の動きや力みの改善ができる。
単純な練習効果のほかにも、
練習打ち始めの準備運動や
WTなんかで、疲れて全然打てなくなった時、指だけ疲れていてまだ脳は動いているのか(TiN含め練習の余地があるか)脳がばててるのか(練習の辞め時)
の判定もできる。
弱点の克服について
自分はとにかく
【バテやすい】【緊張しやすい】
バテて練習できないから成長できない、緊張するから記録が出ない。
でも逆に考えて、ばてても、緊張してもいいじゃないかという結論に至る。
バテやすい=力みが問題(TiNで改善中)、この改善に時間がかかりそうだけど、バテててるなりに練習できることはある。(シミュレーション練習※後述)
緊張しちゃう=記録出すだけなら緊張しても今よりいい成績が出せるようになればいいから、ここは放置してまず練習。
平均値の罠
WTリザルトはもちろん、1ワード打ち切った後に出るのはその文字列を打ち切ったKpmの平均値。
本当の指のペースは全然違うし、ウィークポイントを見逃してしまう(本当の問題は、ワードの中のたった一打鍵だったりする)
経験が圧倒的に足りない
(注・ここ特にうまく説明できてません)
経験と技術の研鑽のちがい、経験という名の地金が少なければいくら小手先で技術だけ磨いても小刀になってしまう。磨き上げるのはまだ早い。
経験はもちろんキーに触れてきた時間が一番大きい、その他にもタイピングに限らない、影響するすべてを含む。(効果がでるのは遅いが広範)
技術はタイピングソフトごとの対策などを含めたスコア向上のための工夫の意味。もちろん付随して経験も積める。(効果は出やすいけど局所的)
圧倒的に経験が足りない=極端な話、あれこれ考える以前にもはや脳死して何かを打ってたほうがまだ成長につながるレベル。
結果が出ない?ってなんぞや
タイピングは結果に(Kpm、正確性)影響するものが多すぎる(打ちにくいワードや、相手の違い)
目の前の数字や勝敗に気を取られて自分がうまくできているのか否かを見誤ってはいけない。
結果に影響するものが多すぎるので
まずは自分だけにフォーカスを当てて、うまく打てるコンディションの時と、バテてたり残念なコンディションの時、残念な時にどう工夫したら少しでもベストパフォーマンスに近づけるのか、考えた。(バテやすいのもあって、そうでもしないと練習にならないのもあった)
結論。
寝起き、疲れは練習の余地あり、
眠気、発熱時はたぶん練習無理。
色々試すことで今までひとくくりに調子が悪いとまとめて諦めていたことについて
そもそもなんでこの数字として結果が出ているのか、と理解できてきた時
あれこれ悩まずに練習することができるようになった。
後は何の練習がどういう効果をもたらしているのか理解できれば最強。
おまけ・疲れた時の練習法の例
シミュレーション練習(劣化版脳内タイピング)
(練習し続けた結果、指が疲れ果てたけど脳がまだ元気なときの練習。)
- WTで自分と同じくらいの速さのCPUと対戦。
- ※脳で押せていれば指が動かなかっただけで、ミスになったものは気にしない(打ちなおさない)で続きを打ち、いつものペースで打ち続ける。(1番大事)
- 明らかなミス(問題誤認や打ち間違え)はもちろん打ちなおす。(打ち直しも、脳で押せてれば・・以下略)
- 打ちなおさない為、WTでの表示では文の途中で止まるしKpm、正確性はボロボロに見えるけど無視。指が先に打ち切れていればワード取れているものとする。
指が疲れて打てない時に無理して指を持ち上げたり、打ちなおして文章を打とうとすると変な癖がついちゃう。
指が疲労で持ち上がらなくても、いつもどおりに打てている感覚があればOK
という練習です。脱力の練習にもなってる説がある?(要検証)
※普通に打ててないとき「これシミュレーション練習だからぁ!」と言い訳にしない。
(2番目に大事)
以上です、書きなぐりですみません。
時間があれば地味に手直しするかもしませんが、しないかもしれません。
お付き合いいただき、ありがとうございました!
子どものころの未解決な思い出
※本記事は
タイパー Advent Calendar 2022 - Adventarの9日目の記事となります。
目次
はじめに
小さいころは知らないことが多くて
まあいいか、と流してしまっていたが
よく考えたらいまだによくわからないことがいっぱいあった。
今回はその中の一部を紹介します。
※未解決なのでオチの無い話です。昔の話なので会話の内容など記憶を頼りに再構成しています。
いろはうた
ある中学1年くらいの夏休み
一人で留守番をしながらゲームに没頭していると家の電話が鳴った。
ディスプレイを見てみると母方のひいおばあちゃん*1からの電話であった。
・・・なんだか嫌な予感がした、ひいおばあちゃんから電話がくるのは私が知る限りで初めてであったからだ。
p「もしもし?」
「あぁpogiか・・・。母さん(pogi母)はいるか?」
p「今家族旅行でいないよ。*2たぶん明後日の夜くらいには帰ってくるはず、どうしたの?」
「そうか・・・・」
(なんか声のトーン暗いな・・・)
わずかに考えたような間が空いた後に曾祖母はこう切り出した
「あのな、お母さん帰ったら伝えてほしいことがあるんだ。
絶対に間違えてはいけないから、メモを持ってきな。」
・・いよいよ不安である、いったい何の用事なのか、僕は急いで近くにあったチラシとボールペンを持って電話口に戻った。
「いいか?一度しか言わんから、間違えるんじゃないよ。」
という謎のプレッシャーをかけられドキドキしながら身構えていると
「い、ろ、は、に・・
(!?え…?ただのいろは歌!?)
「ほ、へ・・・
(うわ、これやっぱりいろは歌だ。メモいらないし、すっごいゆっくりだけど、最後まで聞くの?早くゲームやりたい・・)
と、油断した時である
「と、ち、り、ん、ぬ」
(ん!?)
「る、を、わ・・・」
(言い間違えてる?・・・一応メモを取っておこうかな・・?)
「か、よ、ん、た、れ」
(また言った!変なところで「ん」って、ちゃんと続いてるしこれ間違えじゃないっぽい)
急いでこれまでの分もメモを取る
―― 一度しか言わんから間違えるんじゃないよ――
さっきのひいおばあちゃんの言葉が今になって妙に怖く感じる。
そのままメモを続け、手元に出来上がったいろは歌は、7,8か所ほど「ん」やその他のよくわからない挿入のある異質ないろは歌になっていた。
「いいか、間違えずに、母さんが帰ってきたら必ず伝えるんだぞ。」
と言ってそのままなんの説明もなく電話を切られてしまった。
結局何の用事なのか気になったが、ゲームも途中であり、すぐに考えるのを止めてしまった。
2日後に家族が返ってきたので母親に先のメモを渡すと
じっとメモを眺めた後
「ああ、そう」
とだけ言って、その後は何も教えてくれず、聞ける雰囲気でもなかった。
結局、あれはいったい何だったんだろうか。
いちえんさんち
はじまりは幼稚園年長から小学校1年くらいの頃である。
そのころはよく兄と一緒にファミコンをやっていた。*3
スーパーマリオ3*4がほとんどだったが、
たまにシューティングやレースゲーム、よくわからないRPGなんかもやっていた。
その頃の自分はゲームの内容もよく理解できず、ほとんど兄にやってもらっていたのだが、そのRPGゲームは子供にとって難易度が非常に高く、兄と二人がかりでも全然進めなかったのをよく覚えている。*5
ある日、苦労してようやく新しい街にたどり着き、ウキウキしながら街を探索していると
今まで見たことのないお店を見つけた。
そのゲーム内のお店は俗にいう道具屋ぐらいしかなく、みな一様に同じアイコンだったのだが
そのお店には
数字の1に見えなくもない・・?
というようなマークがついていた。
横で見ていた兄に「これなんだろ?」と聞くと
兄「ああ、それは”いちえんさんち”だよ」
p「いちえんさんち?ってなに??」
兄「いいから入ってみなよ」
と言う。
当時は知らない言葉が多かったのでまた知らないだけでそういうお店があるのかな?とおもい、入ってみると、これまでと同じ道具屋の品ぞろえでがっかりした。
p「なんか、どうぐしか売ってない・・」
兄「そういうもんだよ、いちえんさんちは」
(そういうもんなのか・・・)
ちなみに「いちえんさんち」の発音は「鈴木さんち」とかいう発音とは違い
一円玉のいちえん、と産地直送のさんち、が組み合わさったようなものだった。
それからしばらくいちえんさんちの話はなく、それだけであれば聞き間違えか何かだと思ったのだが、小学4年生くらいのころに、何の話の流れか不意に兄が
「隣町にいちえんさんちがあるんだぜ」
と言い出した。
すっかり忘れていた”いちえんさんち”だったが、まさか現実にあると思ってはいなかったので非常に驚いた。
どんな店なのか見てみたい、と早速兄の言った場所へ向かうことにした。
しかし、兄は曖昧な場所の情報しか教えてくれないうえに、めんどくさいとの理由で頑なに同行を拒んだ。
仕方なく一人自転車をこいで隣町まで行ったものの、付近には普通の住宅があるだけで夕方まで探し回ったがついに
”いちえんさんち”を見つけることができなかった。
帰宅して兄にそのことを話すと
「ああ、いちえんさんち、いまはやってないんだよ。元々いちえんさんちだったから、今は普通の家みたい」
と言われてしまった。嘘くさいと思い質問したが分かったのは以下のことだけだった。
- 一円さん、という人名ではないこと
- 雑貨屋みたいな小売店?らしきもの
- 噂で聞いただけなので正確な場所は兄も知らない
その後も冒険がてら、たまに探しに行ったが*6結局”いちえんさんち”が見つかることはなかった。
今思うと手の込んだ兄のいたずらだったのかもしれない。
もし、いちえんさんちについて何か知っている人がいたらぜひ教えてほしい。
隠し部屋
pogiの実家は自分が年長のころに建てたもので、母が26歳の時であった。
この家について母は、一度
「この家には秘密があるんだよ、ぐへへ」(意訳)
と言った事があったが、秘密っぽいものはわかりやすい隠し部屋風な物置*7が一つあるばかりで、お茶目な母の言葉を私はまったく信じていなかった。
初めから兄弟それぞれの部屋が決められていたらしいのだが、非常に運がよいことに自分は一番大きな部屋を割り当てられることになった*8
【部屋間取り図】
自分の部屋を使いだしたのは小1から。格差エグい
まったく気にも留めていなかったのだが、この部屋には当初から父の私物であろうまあまあ大きなスピーカーが壁際に2本おいてあった。
中学生になったころ、健全男子の例にもれず色気づき観葉植物*9などを部屋で育てることにした。
ちなみに彼の名前ははっぱちゃんである。
ある日はっぱちゃんの水やりの時に、誤ってスピーカーの裏に水をこぼしてしまった。
慌ててスピーカーを移動させると
なんと、スピーカーの裏の壁に見たことのない電気のスイッチがあった。
なんだこれ??と思いスイッチを押してみたが特に変化はなかった。
もちろん、中学生の自分がこんな面白そうなものを放っておくわけはないのである。
家族の留守中になればスイッチを入れて家じゅうを探索した。
電気が点くのであれば夜にならないと見えないのかもしれない、と家族がリビングにいる隙に2階を真っ暗にして探したりもした。
そしてついに、両親の部屋の押し入れの天井板のうち1枚の隙間から光が漏れているのを見つけたのである。
部屋に戻ってスイッチを切ると光は消える、間違いなくこの場所の電気のスイッチだった。しかしいったい何のためにこんな場所に・・・。
押し入れには布団やら衣装ケースやらがぎゅう詰めであった為、家族不在の休日に改めて調べることにした。
苦労しながらも押し入れの中身を取り出し、押し入れに入り天井に触れると、光が漏れてい天井板がスッと持ち上がった、そのまま顔をのぞかせると、電球がつるされた天井裏の部屋があった。
が、
ただ、殺風景な空間が広がるばかりで他に何もなく、がっかりしたのを覚えている。
家を建てるときに何か必要でこういう場所を作るのだろうか??
よく分からなかったが、母に
「そういえば家の秘密の場所見つけたよ、2階押し入れの天井裏」と伝えると
母はニヤリとして
「 あ と 二 つ 秘 密 が あ る か ら 探 し て ご ら ん」
その言葉が本当だったのかはわからないが、それ以降は特に秘密を見つけることはなかった。
勘ではあるが、もしあるとしたらもう一つは1階和室当たりにあると思う。小さいころ母親とかくれんぼをしたとき、明らかにすべて探したはずの和室から出てきたことがあったからだ。
結果的にただの天井裏ではあったのだが、想像力をかきたてる、いい経験だったかもしれない。
終わりに
最後まで記事にお付き合いいただきありがとうございました。
結局何だったのか、というオチの無いはなしでしたが、
こちらが教えてほしいくらいです。
タイパ―アドカレ2022、10日の記事は
TEA_Rさんの
です!!
*1:ひいおばあちゃんは自分が高校生まで健在で玄孫まで見ているツワモノである。
*2:今考えると少し変だが、我が家の家族旅行は自由参加型で、留守番を選ぶと1日当たり食費として1万円のお小遣いがもらえた。このためpogiは旅行のたびに一人留守番を選び、新作ゲームを買って一日中遊ぶというのがいつものパターンであった
*3:兄は中学で一度グレてしまい、そこからあまり遊ばなくなってしまった
*5:当時のゲームは調整不足の超高難度ゲームもよくあった
*6:冒険しすぎて通称”地獄七橋”というところに迷い込み祖母に激怒されたのはまた別の話
*7:両親の部屋のベッド裏、入り口のふすまが下半分埋まったような形になっている
*8:当初兄の部屋になる予定だったが、兄は1階の客間の和室が気に入ったらしく強引に部屋として使っていたため、繰上りで自分が入ることになった
*9:記憶は定かではないが確かツピタンサスかそこらへんだった気がする
2001年タイピングゲームの旅
※本記事はタイパー Advent Calendar 2021 - Adventarの15日目の記事になります。
写真とか用意していたのですが間に合わず今のところほぼテキストだけです。ゴメンナサイ。
注意!!
この記事は、壮大なタイトル詐欺とは裏腹に、思い付きで書いたものになります。
内容的に昔からタイピングをやっている方のほうがおそらくずっと詳しい上に
検証もそこそこで書いていますので、時間の無駄になるかもしれませんが、
メンタルが弱いのでガッツリめの批判はご勘弁ください。
あとレポ風なので「である調」になってます。
はじめに
皆さんはタイピングゲームの有料ソフトをお持ちだろうか。
今現在はflashの終了などを経てなお、完成度の高い無料タイピングゲームが豊富にあり、新しい有料のタイピングゲームもほぼ発売されてない中
ほとんどの方が、わざわざタイピングソフトを購入をすることもないと思われる。
そんな中、最近私がハマりだした古のタイピングゲームソフトの収集の魅力について語らせていただこうと思う。
タイピングゲームを買ってみよう!
2001年は21世紀のはじまりとともに、有料タイピングゲーム界の夜明けでもあった。
前年の2000年春にはタイピングソフト界の頂点といわれる
”TOD(タイピングオブザデッド)”がアーケードで登場し、年末にPC版が発売され大ヒットした。なによりこの影響が大きいと考えられるが
2001年以降、各大手メーカーからカンブリア爆発よろしく一気にタイピングゲームが次々と発売されたのである。
多数発売されるゲームの中にはメーカーごとの技術の違いもあり、手探りで作った感満載のポンコツ愛嬌あるゲームもいくつかあったようだ。
私がタッチタイピングを始めたのは2018年夏、独学で練習をしていくうちに
かつては(特に2001年以降)有料タイピングゲームソフトが多数発売されていたことを知り興味を持った。
しかしいくら探しても、ソフト一覧や名前のリスト等は出てきても内容については情報量がとても少なかった、そもそもタイピングゲームってやる人の力量次第で評価なんて変わっちゃうものだし・・・
2001年以降のタイピングブームのはじまり、その熱量を体感することは残念ながらもうできないのか…クヤチイ…
そう思っていた時期が僕にもありました。
PC版TODが非常に高額なことを知っており、そのため、古いタイピングソフトは軒並み入手困難で高額なものだと思い込んでいた。
しかし、よくよくしらべてみればほとんどのタイピングソフトは、驚くほど安く中古市場に流通していることを発見し、じゃあ買っちゃえ!
という感じで初めて中古タイピングソフトを買い始めたのがきっかけである。
タイピングソフト収集の魅力
実際に中古ソフトの収集を始めてみると、非常に面白かった。
当時のタイピングゲームはまさに玉石混合
情報も知識もないため、それは古の史跡巡りでありながら、まるでフロンティア開拓のような楽しさがあるのである。
常に一か八かの購入であったが、駄作は駄作で面白く、良作を引けたときの嬉しさはひとしおであった。
なにより気になっていたソフトや希少なソフトに出会えた時のうれしさ、購入して届くまでの高揚感。果たしてまともに遊べるのか?そもそも起動するのか?
タイピングソフト収集はそんなドキドキとまだ見ぬ次なるタイピングソフトの出会いへの憧憬が混ぜ合わされた、非常にチープなスリルに身を任せる楽しみなのである。
そしてタイピングソフト収集は、オンラインショップが発達しており、まだ古いソフトの残っている今だからこその趣味といえる。出会いさえあれば非常に安価に希少なソフトが手に入ることに私は大きな魅力を感じる。
というか、はっきり言って定価で買っていたら憤死するレベルのもの(特に同人系)もあり、発売当時だったら収集なんて怖すぎてやれない。
ともあれ、今の時代、安価に買い集めたそれぞれのタイピングゲームを見ていくと、どこか懐かしさを感じつつ、不便ながらかわいらしい愛嬌を感じる。
タイピング自体の魅力に通じることだが、自分の指が、時代と、ゲーム同士の垣根を越えて活躍していく。
敵を倒したり、競争したり。これはほかのゲームとは違う最大の魅力ではないだろうか。
といっても、タイピングソフト収集を始めてまだ日も浅く、人にお勧めできるような趣味といえるかも怪しいものなので、残りはこれまで集めたタイピングソフトの中から2001年発売のソフトの一部を紹介して終わりにしようと思う。この記事が少しでも誰かの興味の的に刺さったり、共感いただけたなら心から嬉しく思う。
タイピングソフト紹介
発売元:GAINAX
発売日:2001.4.27
定価:5800(税別)
購入:5000
有名なGAINAXのタイピングゲーム。
初期に入手したもの。情報が多くあり、レビューが非常に好評であり購入。
トップをねらえ!を知らずに買った。(プレイ後アマプラで視聴済み)
取り卸しボイスやアニメーション風演出もあり、愛情を感じる作品だった。
クリアは難しくなく、クリア後はただひたすら自分のスコアとの戦いとなる。
全7ステージ、初心者向け。
個人的評価70点
- かな、ローマ対応。
- 誤打鍵してもEnt確定まではミスにならない。(back spaceで修正できる)
- 直接入力方式のため入力制限がなく、ストレスがない。
- 丁寧な初心者向けの説明基本練習がある。
- 難易度設定あり。
- キャラが可愛い。
SPACE ADVENTRE COBRA
~魂打~タイピング・サイコガン
発売元:トリスター
発売日:2001.11.22
定価:5000(税別)
購入:1500(未開封)
コブラの大ファンであったため迷わず即購入。
20年物の未開封1500円にロマンを感じた。
ビジュアルに非常に凝っていて、タイトル画面が毎回変わるなどのこだわりを感じる。入力速度によって反応しない欠陥があり、最終的に練習モードでレディに褒めてもらうだけのゲームと化す。
個人的評価30点
- かな、ローマ字、ヘボン対応(C打可、XN不可)
- 全6ステージ
- 難易度設定あり。
- 各ステージのほかに練習ステージもあり。
- ビジュアルが非常に良い。
致命的な入力反応遅延あり、300kpmあたりで入力で着たりできなかったりする。
いちご打
発売元:Witch
発売日:2001.9.14
定価:6800(税別)
購入:1980
成人用PCゲームのファンディスク。元のゲーム未プレイ。
CPUとの対戦形式、おまけ程度の脱衣があり成人向け。
ミスに非常に厳しい。最高難易度は入力時間制限も厳しく、最後は人間をやめないといけないレベルの鬼畜ゲーになる。
ボリュームもあり正確性の練習になる。
お題を打ち終わると次のお題をすぐ打ち込める先打ち入力システムがある。お題として出てくるまで打鍵に対するフィードバックがなく、安定して正確に打ち続けることができればいいが、途中でミスをしていると一気に大ダメージを受ける。
個人的評価90点
- かな、ローマ、ジョイスティック(!)対応
- C打ち対応(XN,CC非対応)
- 先行入力システムあり
- 難易度設定あり
- 文字送り機能あり
- クリア後新しいストーリーが解放される。全4ストーリー
月姫打ONLINE
発売元:+PsG System Laboratory
発売日:2003.3.14(月姫打は2001発売)
定価:550
購入:800
敬愛するさなろーま様に教えてもらって購入。月姫はやっぱり未プレイ。
知らなかったけれどかなり有名なソフトらしい。
唯一定価より高く購入したソフト。というか定価が安すぎる。
発売は2001年でないものの、特に気に入ってしまったので入れてしまった。
従来のタイピング「練習ソフト」とは違い、タイピングを使った純粋な対戦ゲーム。
ルールやキャラごとの必殺技の特性を理解することで単純な打鍵速度だけではない駆け引が生まれる。
まだ初心者ながら、対人対戦が非常に面白かった。妙に中毒性が高い。
もっと対戦できる相手さえいれば…
個人的評価100点
- ローマ字入力のみ(C、XN対応)
- 対戦形式
- CPU対戦難易度設定あり
- 対人対戦ハンデ設定あり
- 隠しキャラあり
以上、pogiから、タイピングゲーム収集の記事でした!
脳に電気信号でデスクワーク効率化。2025年に向けて実用化。グンマ―
[グンマ― 31日発表]
脳に電気信号でタイピング速度も25%向上
グンマ―最大手の医療科学研究所<Poraibos>(以下、PRO)
は2021年定例研究発表会の場で、サルの脳に電気信号を送り活動を抑制する実験の中で、特定の条件下においてのみ知的行動、活動において顕著な成長変化があったと発表している。
もともと野生サルの軍事転用の研究を目的とされていた同実験であるが
現在新たに得られた結果から、人間のデスクワークを中心とした活動の効率化として用いることを新たな研究目標としていると発表された。
PRO代表兼研究主任である真坂ジョーダン博士によれば
現在すでに人体での実験が行われてほか、すでに”一太郎”、”勘定奉行”、”ポストペット”などの一部PC専用ソフトウェアやアプリケーションの使用において、明らかな作業効率の上昇が認められ、婚活アプリにおいていつもよりモテた、とされる報告も上がっているそうだ。
というわけで、ハッピーエイプリルでした。
愛情だけで作る!初めてのガレージキット作成
この記事は
タイパー Advent Calendar 2020 の11日目の記事になります。
前日の記事は白狐(びゃっこ)さんの多様な観点で見るタイピング上達論 になります。
はじめに(お詫び)
こんにちはポギーです。
今回の記事は、4日にアドカレ参加させていただいた際に
せっかくはてなブログ登録したし、もったいないからもう一つくらい何か書こうかな
”あ、今やってるこれでいいじゃん。”
という経緯で発表することにしましたので
写真がほとんどなく、一部イメージ画像で代用しております。
特に失敗したところなどはあまりにもテンパってしまい写真どころではありませんでした。
もしガレージキットを作ったことがないけど興味のある方、経験者の方など
知識0、図工3、の初心者が勢いだけで作ったらどうなるのか
苦笑いしてみていただけたら幸いです。
作ることとなった経緯
私は成人男子だが某女児向けお馬さんアニメにハマっている。
けっして マキバオーではない(マンガは大好きで全巻持っていますが…)
が!しかし、去年10月に関東圏内にありながら未開帝国と呼ばれる某県の
更に辺境の地(下図参照)に異動となったこともありとにかくグッズが手に入らないのだ!
そのため、少し前から都内在住のRさん(仮名)にグッズの購入代理を依頼しており
私の一番大好きなキャラクターのガレージキットを見つけて送ってくれたのであった。
ありがとうRさん!(←仮名)
フライング製作開始
まず届いたものを確認
パーツと説明書。うん、英語は読めないけど、なんかシンプルで初挑戦にちょうど良さげ
非常に簡単そうだ。
とりあえず、なんでもすぐやりたい性格なので、勢いで作り始めた。
家にあるのは昔一度だけ作ったプラモに使ったニッパーとデザインナイフだけ。
出来るところまでやってみる。
ニッパーで切り取り、デザインナイフで削り出し
結構バリが凄い*1
慎重に切っては、ナイフで削りを繰り返し、結構行けるんじゃないの!?とワクワクしながらも
この時点で僅かな不安を感じていた…。
(コレって説明書みたいな穴とか突起とかほとんどないけど、どうやってくっつけるの?)
道具を揃える
不安は的中した。
調べたらプラモと違って、ガレージキットは自分で軸打ち*2というのをしなければならないらしい。
さらにヤスリを使わずに2時間もデザインナイフで表面を削っていたところ
ちょっと欠けてしまったこともあり、一応ちゃんと調べて道具を揃えようということになった。
必要なもの(★家にあったもの)
- ニッパー、デザインナイフ(★)
- 接着剤(★)
- 補修用パテ
- 紙ヤスリ(320~1000)
- ピンバイス(穴をあける道具)
- 軸になる銅線
- 塗料(ラッカースプレー、アクリルガッシュ、仕上げ塗料、プラサフ)
- マスキングテープ
- 筆
- 塗装のときになんか持つやつと、乾燥させるときに立てるやつ
調べた時点で(うわっ!結構めんどく…
と思ったのだが、もう作り出したからには愛情を持って完成させなければいけない。
かなりハードルが高く感じたのだが、塗料以外は全部100均で揃った。本当に嬉しい。
ヤスリがけから軸打ちまで
ヤスリがけ、煮る
早速ヤスリが届いたので、細かいバリを落としていく。
作業手順を適当にググったところ
ヤスリがけの後に30分ほど煮る…とのこと…
どうやらガレージキットは煮て、
表面の剥離剤を取らないと塗装ができないらしい。
また、煮る作業に調理用の鍋を使うと体に悪いとのことだったので
ペットボトルとレンジを使用することにした。
実はこの過程の画像は一枚もないのだが、
家族が寝静まった深夜に一人ペットボトルに熱湯とバラバラのパーツを入れて
定期的にレンチンする怪しい様は「ねるねるね~るねの魔女」のようだった。
(作業イメージ)
熱湯で柔らかくなっているうちにパーツ同士がしっかりとハマるように修正。
ツヤツヤになってかわいい。コレは思ったより簡単に完成しそうだ
補修と軸打ち
大きな隙間はパテで補修していく、小さな気泡は接着剤で埋める。
※写真は軸打ち後
自分でピンバイスで穴を開けて、銅線をはめる
ここが一番緊張した…
こうして
こう!
この時点で作業時間がトータル10時間を超えた・・・。
いよいよ塗装!
楽しい下地塗装&ラッカー塗装
後は色を塗るだけ、基本はサフプラという下地を塗り、ラッカースプレーで塗装。
アクリルでも塗装できるとあったので、髪の毛、しっぽ、目はあえて手塗りに挑戦する。
コレが最大のミスだった。
全パーツに下地を塗って、ホワイトで塗装
マスキングをして紫に塗装、そしてはがす!
うまくいったぁ!!最高にハイってやつだ!!
正直初めてのスプレーにしてはうまく行ったと思う。
サインペンでまつげを書くと…
月影先生のようになったと思ったが、先生はあんまり白目にならないのね。
(姫川さん)
多少絵心の無さが露呈したものの思ったよりうまく行った、マスキングも思ったよりうまくいき
強いて苦労した所と言えば、白スプレー残量がギリギリだった事。ちょうど使い切った。
調子が良すぎて面白くないほどだ、そう思っていた時期が私にもありました。
恐怖のアクリル塗装
いよいよ月影先生を、かわいいポニーにする時が来た!
ということでワクワクしながら手塗りを開始した…
おわかりいただけただろうか…
このときちょうど妻が来て
「なんか一気に小学校の工作感が出てきたね」
と、優しい言葉をかけてくれた。ぐすん。
いやまて!筆で塗るのめっちゃムズかしい!
試行錯誤した結果、はみ出たら、乾かして微修正、またはみ出たら乾かして…の
三途の石積みにも似た、思考停止の無間地獄作戦で行くこととした。
しかしこの作戦には一つ問題がある。すべてアクリル塗料で塗る髪としっぽはともかく
目は修正が効かない
先述したとおり、白目のホワイトはもうないのである。
しかし、このまま一発手塗りでやったら確実に失敗する…
そうだ!マスキングしてやれば良いんだ!
マスキングをしたところ謎のマスクマンのようになった。
ま、まあいい…ぺりっと剥がしたらかわいい顔が…
マスキング失敗ッ!なんと左目が全部黒目になってしまった!!
そしてあまりにうろたえてしまい、一番美味しい写真を取りそこねるという痛恨のミス
ポニーはだるまさんのようになってしまった。
完成予想図とぜんぜん違う…
いや、月影『先生』が、達磨『大師』になったんだから、昇格なのか!?
と、本気で現実逃避をしていたが、やっぱり、だるまは嫌だ…
信じられない!!しかしもう後の祭りである。
(どうでもいいけど、このときカイジの「ところがどっこい夢じゃありません!」を思い出した)
こうなったら最後の手段!
愛情を一旦かなぐり捨てて黒目を全部削禁則事項です
…創作に犠牲はつきものである
ようやく完成!
なんやかんやあって黒目を書き直したら
最後にコーティングスプレーを掛け完成!
本当はアクリル塗装の後にラッカーでコーティングしてはいけないらしいけど
もう買っちゃったし、もったいないからそのまま使う。
途中で砂嵐に襲われ、部分的にヤスリがけからやり直しになったのだが
やっぱり半泣きになるほどテンパっていたので写真はない。
だいぶ長くなってしまったので、後は完成写真を載せて終わりにしたいと思う。
総制作時間20時間弱(さらに記事制作でまさかの4時間追加…)
普通の人なら半分くらいの時間で出来るかと思う。
見た感想は人それぞれだろうけど、私は愛情と苦労に見合った、とても愛嬌のある仕上がりに出来たと信じている。
Gallery
最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。
次回の記事は
かり~さんの
タイパーインタビュー05:しろさん になります!